コンソールの使い方

コンソールを使いこなせば、Warsowはもっと快適に。せっかちな人はまとめだけご覧ください :)

コンソールって何?

簡単に言うと、コマンドを打ち込んだり、メッセージの履歴を見る場所。

console

このようにチャット等のログが記録されています。一番下にコマンドを入力することで、設定変更やcallvoteなどの機能が使えます。右下には時計とバージョン番号があります。

基本操作

まずは基本的な操作から。

コンソールを開くには、Shift+半角/全角キー(キーボード左上)を押します。半角全角キーだけでもコンソールを開けますが、日本語環境だとIME(日本語入力)が有効になってしまうのでShiftキーも同時に押します。

LinuxやMac OSの場合、キーバインドの関係で半角キーや ~ キーを押してもコンソールが開かない場合があります。 その場合、configコンソールを開くキーを設定しましょう。

記入例)
bind F9 "toggleconsole"

この状態でキーボートから入力すると、コンソール下段に入力されます。試しにスクリーンショットを取ってみましょう。screenshotと入力してEnter。”Wrote screenshots/wsw00000.jpg”のようなメッセージが表示されれば成功です。ちなみに、TABキーを押すことで入力補完が出来ます。scre まで入力してTABキーを押すと screenshot と一気に表示されます。補完候補が複数ある場合は、共通する場所まで補完され、該当するコマンドと変数が表示されます。

scr

まとめ

  • コンソールを開くにはShift+半角全角
  • LinuxやMacOSの場合はConfigにコンソールを開くキーを設定する。
  • TABキーで入力補完

callvoteを覚えよう

Warsowには便利なコマンドがたくさんありますが、残念なことにメニューから選べないことが多いです。その代表格がcallvoteコマンドです。

サーバで遊んでいると”Player called a vote”の声と共に”player requested to vote map wca2”のような表示が左上に出てくることがあります。これは、”設定を変えたい”と思った人が提案をし、多数決で可否を決めるという機能です(call vote: つまり投票を呼びかける)。

一番良く使われるのは、マップ変更ですので、まずはこれを覚えましょう。コンソールから”callvote map wdm1”と入力してEnter。サーバにいるのが自分ひとりの場合は、一瞬でVoteが終わり、マップが切り替わります :) 。ちなみに、callvote mapまで入力してEnterすると、使用可能なMAP一覧が表示されます。MAP名を忘れても、これで確認できます。

callvote map

同様に”callvote”だけを入力すると、使用できるVote内容が表示されます。各コマンドの意味はcommandで確認を。

callvote

一気にメッセージが表示されて、最初の方が見えませんね。PageUpキー(キーボード右の方)で上にスクロールできます。同様にPageDownで下スクロールです。左下に赤い'^'が表示されているときは、上にスクロールしているよ、ということを示しています。ちなみにCtrl+Endキーで一気に一番下までスクロールします。

scroll

まとめ

  • callvoteでサーバの設定を変更
    • callvote mapの使用頻度が高い
    • “callvote map”のように途中までの入力で説明文など表示
  • PageUpキー, PageDownキーでスクロール
    • Ctrl+Endで一番下までスクロール

コンソールから設定変更

メニューのSetupから行う設定をコンソールからも出来ます。むしろ、コンソールから設定する方が、細かく設定できたり、コンソールからしかできない設定もあります。

では、マウスの感度 “sensitivity”を変更しましょう。マウス感度はコンソールから細かく設定できる良い例です。

コンソールを開いて sensitivity と入力してEnter。”sen”あたりまで入力して、Tab補完を使うのが賢い方法です。(私もsensitivityの正確な綴りは覚えてませんが、Tab補完のおかげで設定できます :) )

現在の設定値が表示されましたね?これよりマウスの感度を高くしたい場合(少しマウスを動かすと視点が大きく移動)は数値を大きく、逆は小さくしましょう。マウスにもよりますが、小数点第1位単位で調節すれば問題ないと思います。”sensitivity 数値”と入力すれば、その値に設定されます。

設定確認を何回も繰り返すことになるでしょう。流石にTab補完があっても面倒です。そこで、上カーソルキー(↑)を押してみましょう。前回入力した内容が登場します。このように、上下キーで入力した履歴をたどることが出来ます。ただしEnterで実際に入力していないものは保存されていません。

マウス感度の他に、いくつかコンソールからしか設定できないものを紹介します。

  • cg_gun
    • cg_gun 0 とすると手元武器の表示が消えます。視界を広く取りたいときにどうぞ。
  • cg_guny
    • 武器は表示したいけどちょっと邪魔、というときはこれで縦方向の位置を調節できます。マイナスで下がります。-5ぐらいにすると邪魔にならないのでお勧めです(というか筆者の設定です :) )
  • cg_gibs
    • 死んだキャラがブロックのようなものになる描写がありますが、cg_gibs 0 とすることでこれを消せます。

ここまで紹介した変数は全て”cg_”で始まっていますね。いくつかの例外を除いて、ほとんどの変数は”cg_”や”cl_”などで始まっています。ということはcg_まで入力すれば、Tab補完で変数の一覧が見れます :)

cg_list

ここで紹介していない変数の意味は、Cvarからどうぞ。configから他のプレイヤーの設定を参考にするのもいいでしょう。(cfgを見ると、seta sensitivity 6 のようになっていますが、setaは省略可能です)

まとめ

  • sensitivityでマウス感度の設定
  • 長いのはTab補完
  • 上下カーソルキーで履歴をたどれる
  • 多くの変数がcg_やcl_といった文字から始まる
    • sensitivityやfov, nameなどの例外あり

bind / キー設定

bindコマンドで、任意のキーにコマンドを設定することが出来ます(バインドする、とも言います)。

すでに多数のキーにが設定されていますね。tはチャット、wで前に進む、zでzoom。これらはSetupメニューからも設定できますが、コンソールからならいかなるコマンドでも設定できます(多少制限はありますが)。武器持ち替えは、メニューからだと2キーまでしか指定できないのが、コンソールからならいくつでも可能です(でも全部のキーをRLにしないでください!)。

練習代わりに、Demoを一時停止するコマンドをバインドしましょう。コンソールからbind DOWNARROW “demopause” と入力します。demopauseは再生中のDemoを一時停止するコマンドです。

bind

これで、Demo再生中に下矢印キー(↓)を入力すると、Demoの再生が一時停止します。例の如く、bind DOWNARROWでEnter入力で、現在DOWNARROWにバインドされているコマンドが表示されます。

まとめ

  • bind x command でバインド
    • xの部分を変えることで、バインドするキーを変更

cfg(設定)ファイルとコンソールコマンドの関係

コンソールそのものとは関係ありませんが、知っておく便利なことです。

Warsowの設定は、basewswフォルダにある config.cfg というファイルに記録されています。これを開いてみると、見てのとおりコンソールからのコマンド入力とほとんど一緒です。(Windows付属のメモ帳だと改行がおかしくなるかもしれません。できれば他のエディタを使ってください)

しかしconfig.cfgはWarsow自身が変更するため、編集しない方が安全です。そこでautoexec.cfgを使います。config.cfgと同じフォルダにautoexec.cfgがあるとき、Warsowは起動の度にautoexec.cfgを読み込みます。ここにbindなどを書いておけば、次回起動時に設定が反映されます。

と言っても一からautoexec.cfgを書くのは大変なので、必要そうなところをconfig.cfgからコピーしてきましょう。

他の人のautoexec.cfgを参考にしたい場合はこちらをご覧ください。

まとめ

  • config.cfgの記述はコンソールコマンドとほぼ同じ
  • autoexec.cfgは起動時に毎回読み込まれる設定ファイル
  • Bindの設定などはautoexec.cfgに書くことが多い

コンソール上で使えるショートカットキー

CTRL+Vペースト
CTRL+Lコンソール上のログを削除
CTRL+Pログの上へ移動
CTRL+Nログの下へ移動
console.txt · 最終更新: 2014/02/08 07:51 by nasa
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