マップ作成といっても、ゲームそのものがシンプルなため出来る事はそれほど多くなく、覚えることは他のFPSでのマップ作成に比べて少ないです。
ゲーム本体とマップディターが無料で公開されているので、FPSのマップ作成に興味がある方はとりあえず触ってみるといいでしょう。
また、Warsowは改造quakeエンジンですので、quakeエンジンを使用した他ゲーム(Quake3、W:ET、TC:E、HL21)など)でwarsowのマップ作成での知識、技術を生かすことができるという利点もあります。(逆も然りです)
さらにQuake3やW:ETなどは人気があるためカスタムマップの製作者が多く、チュートリアルサイトが多数存在しているため、資料に困らないという利点もあります。
warsowのマップエディタとして代表的なものを挙げておきます。
開発の終了したGtkRadiantを有志がバグ修正などしたマップエディタ。
公式サイトはこちら。
以下に、初めてでも分かりやすいチュートリアルサイトを掲載しておきます。
BOTの移動ルートを手動で設定して、作成した移動ルートファイルをマップファイルに同梱するだけ。意外と簡単です。
主な手順は
これだけです!
pk3ファイルとは、ゲームに使用するデータをひとまとめにしたものです。
自作のマップを遊んでもらう時は、自作マップに関連するファイルをzip圧縮して、拡張子をpk3に書き換えて配布します。
圧縮ソフトによっては作成したpk3ファイルがwarsowから認識されないことがあるので、色々なソフトを試して、使える、使いやすいものを見つけましょう。
オススメはpakscapeというソフトです。検索すればすぐに見つけることができると思いますので、ダウンロードしてみてください。
pk3ファイルの実態はzipファイルなので拡張子をpk3からzipに変えれば簡単に解凍することができ、中身を見ることが出来ます。
「このマップはどういうファイルを使用しているんだろう」と疑問を持ったら、そのマップのpk3ファイルを解凍して中身を見ることで、そこから学ぶことが出来ます。
warsowではjpgファイルかtgaファイルを読み込んでテクスチャとしています。
jpgファイルはウインドウズのペイントでも作成することができるので、オリジナルテクスチャ作成の敷居は高くありません。
必要であればインターネットから高機能なドローツールをダウンロードしましょう。
注意点として、テクスチャを作成するときの縦、横のサイズはなるべく2の累乗(64,128,256…)とした方が良いでしょう。
なお、テクスチャのファイル名を”my texture.jpg”のようにスペースを入れたものにすると、GtkRadiantからファイルが認識されなくなるので、”mytexture.jpg”のようにスペースのないファイル名にしましょう。
テクスチャを無料で配布しているサイトはネット上にたくさんあります。
無料テクスチャの使用に興味のある方は探してみてください。
人の作成したテクスチャを使用する際には利用規約をよく読んで、規約に違反しないようにしましょう。
利用規約といっても仰々しいものではなく、改変の可否、配布の可否、リンクの要不要についての約束がほとんどです。
マップができたら、外部に公開しましょう。
公式フォーラムに投稿したり、IRCで宣伝してみたり、自分のブログなどで公開してみてもいいでしょう。
いろんな人に遊んでもらうことで、あなたの作ったマップの良いところ、悪いところが見えてくると思います。
そこをさらに伸ばす、直していくことで、あなたの作成したマップがより良いものになっていきます。
まだマップは一部しか完成していないけれど、とりあえず公開して色んな人の反応を知りたいという場合は公式フォーラムのWIP screenshotsにスクリーンショットを投稿してみましょう。
公式フォーラムにはマップ作成のカテゴリーがあり、日夜マップ製作者たちが質問やマップの公開を行っています。
英語なので少し敷居が高いですが、困ったことがあったら利用してみるといいでしょう。
warsow forum - mapping
Good Luck!