わっそうLAN 7th レポート


運営の nasa です。
わっそうLAN 7th 無事に終了しました。

今更ですが わっそうLAN 7th を簡単に振り返りたいと思います。

わっそうLAN とは

わっそうLANは元々2007年にオランダで行われた Warsow.nl LAN をパクッた にインスパイアを受けた fumio (一時期4gamerでマウスのレビュー記事なんかを書いていたアノ人です。) が主体となり、ネットカフェにみんなで集まって気軽にWarsowを遊ぼうという趣旨ではじめたイベントです。 2007年7月8日に第1回が行われ、その後主催者を何回か交代させつつ今回の7回目まで継続しています。

わっそうLAN 7th を開催するにあたって

開催の負担減

今回はわっそうLANをやる際の負担を減らすために、以下の部分を重視しようと思いました。
開催毎の負担が大きいと億劫になって定期的に行うのが困難だと感じたからです。

運営と参加者の責任を減らす

以前のように協賛を募集して豪華な景品を提供してもらうこともできますが、 その場合、提供元に対して運営も参加者もそれなりの責任が生まれますし、 プレイヤー数がとても少ないWarsowでは規模の大きなイベントにするのは難しいので、 景品を提供してもらうのが申し訳ないと感じる部分があります。 気軽に集まってまったりWarsowを遊ぼうという感じではじまった わっそうLAN なので、原点回帰的な感じでいこうと思いました。

運営側もWarsowをちゃんと楽しめるようにする

過去、イベントを切り盛りするのに精いっぱいで運営者がWarsowをあまりプレイできないことが多かったです。 運営も含めたみんなでワイワイわっそう楽しむというのが趣旨ですので、運営の役割を細かく振り分けたり、イベント進行の際のチーム決めや対戦結果登録の手順を簡単にしたりしてイベント中の手間を極力減らしました。

イベントの開催時間を縮める

過去わっそうLANは9時間以上行うことが多かったのですが、以下の反省点から今回は午後から6時間(準備時間を除けば5時間)と短くしてみました。

  • 早い時間帯から開始しても遅刻が多い
  • 未成年の参加者が多いので遅くまでやりたくない
  • Warsowが他のFPSに比べて体力の消耗が激しいために長時間やると最後のほうはグッタリしてしまうことが多い

会場選び

FPSのLANイベントをネットカフェでやろうと思うと、以下の点で会場探しに苦労することになります。

  • 騒いでOKな所が少ない
  • 貸切が可能な所が少ない
  • 貸切可能でも料金が高い場合が多い

過去わっそうLANを行ったネットカフェは経営状態がアレだったから破格の条件で使用できたのか破格の条件だったからアレになってしまったのかわかりませんけども、 第5回・第6回で使わせていただいた eスポーツスクエア 以外はすべて閉店してしまいました。今回はTGNガチムチLANパーティなどで使用された快活オンラインCAFE 八王子駅前店 が上記の点をすべてクリアしていたので、ここで行うことにしました。

開催当日の準備

わっそうLAN 7th 当日、会場の快活カフェで行った準備です。

参加者のPCの設定

Warsowはインストール不要のポータブル版があるので、これをUSBメモリから当日参加者が使うすべてのPCにコピーした後、参加者それぞれに設定を行なってもらいました。
快活カフェのPCがそれなりにスペックが高いのに加えて3Dゲームとしては軽量な部類のWarsowですので、特に動作に問題は無かったです。

またWarsowは設定を非常に細かい部分までカスタマイズできる為、独特な設定にしている人が多く、それを直に見られるのもLANの魅力でしょうか。
使用するマウスやキーボードなどのデバイスも自前のを持ってくる方がほとんどでした。


プレイスタイルもさまざま

配信PCの設定

イベントの様子やゲーム画面の配信を行うためのPCの設定ですが、 自分は配信に詳しくないので配信担当のMyhrとovercasterさんに設定していただきました。
配信は環境によって最適な設定が異なるので、毎回トラブルが起きる正直面倒な部分で、 Myhrとovercasterさんには足を向けて寝られません。

サーバーの設定

快活カフェの環境だとローカルからサーバーが立てられない為、今回は運営のサーバー係qweeさんと参加者のKassanのご協力であらかじめネット上に わっそうLAN 用のサーバーを用意してもらいました。

イベント当日、快活カフェからの接続がすべて同一IPの為、3人までしか同じサーバー上に接続ができない (Warsowのデフォルトの設定がそうなっている) 問題が発生しましたが、qweeさんとKassan氏にRCONでサーバーの設定を変更してもらうことで解決しました。

イベント開始


参加者には運営norachan_nの力作、ネームプレートを配布

iTDM



開始時間を遅めにしたおかげか、特に大きく遅れてくる人もおらず、予定どうりの時間に開始。

最初のイベントは一撃必殺の Insta Gun のみを使って戦うチーム戦 iTDM。
一発当てるだけで倒せるので相手と実力差があっても倒せるケースが多く、初心者でも上級者と遊びやすいモードだと思います。

参加者をAからCの3チームに分けて総当りで対戦したのですが、 AチームのKassanが自チームのスコアの殆どを稼ぐというブッチギリの活躍で会場を大いに沸かせました。

結果的には総合力でCチームが優勝しましたが、MVPを選ぶとしたら間違いなくKassanでしょう。
上級者と撃ちあってもあっさり倒してしまうKassanを見てアリエナイという声が頻繁に参加者から上がりました。


机が狭くてローセンシのワイにはキツイわーと言いつつ軽快なマウスさばきで敵を倒していくKassan

RACE


敵と撃ち合うのではなく、スタートとゴールが設置されたマップを走り、走破時間を競う RACE
ストレイフジャンプやバニーホップ、ウォールジャンプなどWarsow独特の移動テクニックが非常に重要です。

今回なんと日本のマップクリエイター calさんが わっそうLAN 用に RACE の新マップを2つ作成してくれたので、
この2つのマップをそれぞれ15分ずつ走り一番早いタイムを出した人が勝ちという形式で行いました。

殆どの参加者が初めて走るマップだったのですが、移動が苦手でも完走は比較的楽でタイムを縮めようとすると難しいという絶妙の難易度で多いに楽しませていただきました。

1マップ目のwsw-lan7thは接戦の末overcasterさんが、2マップ目のocwsw-jpはqweeさんが他の参加者が途中で勝ちを諦めるほどのブッチギリのタイムを序盤で出しつつも最後までタイムを縮めていくガチプレイで勝利しました。


本番前のウォーミングアップに余念がないqweeさん


マップ上のスイッチを押すと参加者を歓迎するメッセージが。
calさん本当にありがとうございます!

フリータイム

今回はovercasterさんの要望で休憩の意味合いも含めて各自 自由なフリータイムを設けました。
参加者それぞれWarsowでイベントにないゲームモードを遊んだり巷で有名な おばあちゃん誘導ゲームを遊んだりとフリーダムな光景に。

フリータイムの光景 (ニコニコ動画 - overcasterさん撮影)


Playing League of Legends

CTF:T

2チームに分かれ互いの陣地内にある旗を奪い合う、キャプチャー・ザ・フラッグ(通称CTF)をTF2風にしたCTF:Tをイベントの最後に3マップ行いました。

プレイヤーはそれぞれ性能や使える特殊アクションの違う Grunt, Medic, Runner, Engineer の4種類のクラスから1つを選択します。

ただ、CTF:Tは最近のバージョンで追加された比較的新しいゲームモードなためかゲームバランスがイマイチで、 Engineerの特殊アクション Turret (自動砲台) が大量に設置されるとお互い旗を奪えない膠着状態になってしまうため、 今回はEngineerを1チーム1人までの縛りをかけました。

これでゲームバランス良くプレイできるはず!

1マップ目 (wctf1)

…が、TurretはEngineer1人でも運営の想像を遥かに超えたバランスブレイカーっぷりを発揮、参加者が視界に入るやいなや粉微塵にしていく。

試合自体はBチームがTurretの揃わない序盤にqweeさんの移動の速さを生かし旗を自陣へ持ち帰っていき、 中盤以降はディフェンスの旗前キャンプとTurretのゴリ押しで守りきり勝利しましたが、 終盤はお互い旗に近づくことすらできないというTurretのあまりの強さに参加者全員が ” クソゲー!!!” の声を上げましたとさ。


稼働する豚解体工場

2マップ目 (wctf2) 、3マップ目 (wctf6)

文字通りのキリングマシーン・Turretは参加者全員の心をへし折ったため、2マップ目からはEngineerの使用禁止で行いました。

するとどうでしょう、2マップ目・3マップ目ともに激しい点の取り合いでシーソーゲームという絶妙のゲームバランスに! 普通のCTFより面白いんじゃないか?という声もチラホラ

とくに3マップ目は残り1分で3点ビハインドのAチームが終了間際に猛烈な追い上げをし延長戦に突入するというイベントのラストにふさわしいグッドゲーム。

参加者全員が ” Turretイラネー!!!” と意見が一致しました。
あとでWarsow開発チームにTurretなんとかしろと言っておきましょう。

2マップ目はAチームが、3マップ目はBチームがともに僅差で制し合計1-2でCTF:TはBチームの勝利となりました。

イベント終了

協賛を募集して豪華な景品を用意することはしませんが、イベントの最後に運営や参加者各自が持ち寄った不要品景品のプレゼントを最後に行いました。

PCゲーマーらしく主にPCパーツやマウス・マウスパッドなどが景品として集まりましたが、謎の東方グッズがすぐに引き取られたのと対照的にマウスパッドの景品は意外にあまり人気がありませでした。

そして わっそうLAN 恒例、参加者全員で わっそうわっそう (ハッスルハッスルのノリで) の掛け声で締めとなりました。

最後に

至らない点が多かったとは思いますが、Myhrが今回はいつもより参加者がゲーム中に楽しそうな声を上げるシーンが多かったと言っていたので、みんなでワイワイわっそう楽しむという目的は達せたかな思います。私自身も今回はWarsowをがっつりプレイできたので非常に満足できました。

開催時の負担を減らすという当初の目論見もうまくいったと思うので、今後も定期的にやれると思います。

次回以降の課題としては、現地まで来れない人もサーバーに入れるようにして一緒に遊べるようしたらどうかという意見がありましたので今後考慮したいとおもいます。

それにしても本当に楽しかった!
開催して本当によかったと思います。

今回 わっそうLAN 7th にご協力いただいた快活オンラインCAFE八王子駅前店様、運営の方々、参加者のみんな、本当にありがとうございました!!

参考リンク

event/warsowlan_7th/イベントレポート.txt · 最終更新: 2013/03/29 18:02 by nasa
CC Attribution 3.0 Unported
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