Duel初級者編

Duel基礎編に書いてある事が分かってきたあなたへ送る、普通にやってれば気づくだろうけど一歩踏み込んでみた事例集。

出来なければいけないトリックジャンプ、出来ないと辛いトリックジャンプ、出来ると楽になるトリックジャンプ

トリックジャンプのレベルはこの3つになります。Duelやる上で押さえておきたいのは「出来ないと辛いトリックジャンプ」までです。というのも出来ると楽になるトリックジャンプのほとんどが超高難易度のトリックジャンプになり、プレッシャーに負けて失敗する確率が高いからです。失敗するぐらいだったら他のルートをたどった方が速い事も多いです。 ではそれぞれの具体例を解説してみましょう。

出来なければいけないトリックジャンプ

これは「そのアイテムを取るルートがそれしかない」トリックジャンプです。一部はロケットジャンプやGBジャンプで代用出来る物も有りますがそれは除外。

一番良い例はwctf1のフラッグルームへ到達する方法です。どのルートを通るにしろランプスライドやウォールジャンプを必要とします。一応RJ、GBJで行けない事も無いですが、ディフェンスをくぐり抜けてからそれをやる体力は残ってますか?残ったとしても旗を取るためにディフェンスをクリアーするだけの体力を残せますか?基本的にアタッカーは敵陣に放置されている以外のアーマーやMHを取らないのがマナーです。となるとRJしてしまえば確実に瀕死ですね。しかもRJでフラッグルームに乗せるとしても、ほとんどのルートがトリックジャンプで乗せるルートと変わりません。なら無用なRJを控えてトリックジャンプ出来るようにした方がお得ですね。

このパターンをduelマップに置き換えるとwdm5、wdm14、wdm15のEB強弾丸がこのパターンですね。どれもコツさえ覚えれば簡単なトリックジャンプです。

出来ないと辛いトリックジャンプ

これは「トリックジャンプの難易度が低い割には戦術を大きく広げるトリックジャンプ」です。例えばwdm1のRA、取りに行くルートは何種類思いつきますか? トリックジャンプが出来ない人は2ですね、MH横ジャンプパッドを使うかYA横ジャンプパッドを使うか。 筆者の場合5です。EBの位置からエレベーターで上って垂直ウォールジャンプ、エレベーター下RLから走ってウォールジャンプ、MH下RLからウォールジャンプ(ただしここから素で飛ぶには難易度が高いので、保険としてGBJ併用)、それと通常ルートの2つ。後は上に登ってからなのでルートに含むかは怪しいですが、LGの位置から隙間をウォールジャンプで越えてってルートも有りますね。

こんなシチュエーションはwdm3のMHもそうですね、壁を蹴れれば左右色々な所から届きますが、蹴れなければジャンプパッドに乗るしかない、その1秒のもたつきを分かっている人は見逃しません、アイテムを盗んでいきます。

出来ると楽になるトリックジャンプ

これは色々な所に有りますね、その代わり高難易度。練習では出来ても本番では飛び損ねる人も多いです。すぐには覚える必要は無いとは思いますが、出来るようにしておくと良い事が有るかもしれません。具体例は多すぎて挙げられません。小さな出っ張り、それが何を意図して置いてあるかを考えれば見つかるはずです。

音を聞こう ~ 初級編

一番分かりやすい音は「各マップに1つしかない物」です、例えばwdm5のジャンプパッド。GA横からPGへ上がる一つしか有りません。後はwdm15のワープポータルもですね。YA横、5アーマーからLGに出ます。

各マップに2つ有る物、これも簡単に判別可能です。右チャンネルから聞こえるか左チャンネルから聞こえるか。wdm3でYAの位置にいる、そこでジャンプパッドの音が聞こえます、この時右から聞こえれば相手はMHの近く、左から聞こえればRAの近くになりますね。wdm1でRAの位置にいて、ジャンプパッドの音が聞こえます。MH横のジャンプパッドかYA横のジャンプパッドか、どちらか聞き分けられればPGかGLでちょっかいを出せば、RAを取れる確率が大幅にあがります。相手の位置を知るという事でこれだけ有利になれるのです。

他にも5ヘルスや5アーマーはいつでも取れるだけに位置の判別に使いやすいですね。wdm5で5ヘルスの音→即座にワープ音ならPGの位置に居ますし、ワープ音がしないし走る音もしなくなった、となればRAの出現待ちをしている事が分かります。

同時に音は何のアイテムを取ったのかを判別する事にも使います。GAYARAの音、25H50HMHの音、それぞれ微妙に音が違います。それは別として音を聞いた状況が肝心だと思います。RAの音を聞きそびれたとしても、GBやPGの後にYAの音が聞こえれば、相手の残りアーマーは150と断定出来ますよね。MHの音がした、その後軽く打ち合った、直後に25Hや50Hの音がする。その時何を思いますか?自分のヘルスを取られた!としか思わない人は思考が足りません。25H50Hの回復上限値は100です、ということは取った時点での相手の体力は100以下、つまりはMHの出現タイマーが作動している、ということです。逆算して20~25秒ぐらい後にMH出現場所に走れば取れるかもしれません。

ロケットジャンプする、という勇気

RAやDAでは容赦なく使えるRJですが、Duelでは体力もアーマーも減るため、どうしてもやりたくなくなります。でも使いどころによっては一気に戦局をひっくり返せるだけに、使わないというのは損です。 トリックジャンプで代用出来る所でもRJするというのは選択肢になります。理由はトリックで飛ぶより速いから、またトリックで飛ぶより遠くに届かせる事が出来るから。

カスタムマップになってしまいましたがacidwdm2、RAを取るルートとして1階からのRJと言うのがあります。実際1階からはトリックジャンプでPG横に登り、そこからウォールジャンプでRAに行く事は出来ます。でもそれをせずにRJすると2~3秒速くRAにたどり着きます。その2~3秒が重要なのです。2階からでもRAの対面の壁からRJするとRAに届きます。実際大会でそのRJで普通に取ろうとしていた相手からRAを奪い、そのまま流れを奪って勝利!という事例が有ります。流れを変えるためのRJ、選択肢から外すのは勿体ないですよ、本当に。

実際プレーするだけが練習じゃないんだ

筆者のプレー時間はとても対した量じゃありません、FPSというジャンルに知り合ってからも対した時間ではありません。その割に考えている事は多いです。こうやって具体例をテキストにまとめるぐらいに。

じゃあなぜ自分で出来ない事までこうやって考えられるのか。それは人の試合を見たから、これだけです。実際この講座で書いた事のほとんどは自分で考えた物じゃなくて、人に教えて貰った事です。それは直接教えて貰った事だけじゃなくて、見て気づかされた物も含みます。そういうプレーを見てるからこそ、試合が終わった後に反省が出来るのです。なんでここで離されたか、チェスとか将棋をやってる人のように覚えている流れから反省点を見つける事が出来るのです。

と言うわけでdemo見ましょう。その時近距離戦でのaimに驚く必要は有りません。遠距離でどこに照準を置いているか、どの距離でどの武器を持っているか、音を聞いてどちらに行くか、辺りを見ましょう。自分だったらこうする、という動きと違う動きをした時、なぜそちらへ行ったかと言うのは重要ですよ、上手い人のプレーには何かと理由が有りますから。

でも結局は実戦が最高の練習なんだ

いくらdemoを見ようが、人のプレーを観戦して作戦を考えようが、トリックジャンプを練習しようが、BOTを虐殺しようが、それだけじゃ上手くなれません。 それらと人間相手の違い、何があるでしょうか。

一つは大会というプレッシャー、筆者も足がブルブルいいながら試合してます。一瞬の判断ミスが順位に響くという緊張感、これはいつになっても変わりません。

もう一つは人間が相手だ、ということ。 BOTは最初から最後まで全て同じペースで試合をしてきます、でも人間は相手の癖を読んでペースを変えてきます。 RLで負けてるから遠距離のspamを多くしよう、EBを持とう、普段逃げる所で突っ込んで見ようなどなど。 筆者は普段逃げ逃げのプレーですが、流れが来ると無謀な突っ込みも行います。調子の良いときはそれでも吸い込まれるようにRLが当たって取れるからです。

そういった相手のペースチェンジに対応するためにも、また相手の本当の癖を読むにも、実戦は必要なのです。 これはマップの癖を読むのにも使います、自分一人でやってると、どこから相手は出てくるのか、どこにspamを入れると効果的なのかが意外にも見えません。アイテムの位置は分かるのに追いかけられないのはそれが原因です。

そういった要素を全部合計すると、やはり場数の量=練習の量というのは否定は出来ません。しかし基礎知識の量が勝敗の量になる、というのも忘れてはいけませんよ。

所謂後書き

この内容までが筆者の限界です。これを越える頭の回転が出来るなり、aimで勝てれば筆者には勝てます。まあ筆者は踏み台にされて喜ぶ人なんで、容赦なく踏んでいってくださいw

gametype/duel/duel初級者編.txt · 最終更新: 2013/10/09 02:52 by nasa
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